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2025年06月25日(水)

被災地スタディツアーをサポートしました

相双地域支援サテライトでは、被災12市町村の現状を学ぶスタディツアーを実施しています。対象は福島大学の学生のみならず、他大学のスタディツアーのプログラム作成支援・現地でのアテンドも行っています。昨年度は中央大学、和歌山大学、神戸大学、東北大学、関西学院大学、桜美林大学、慶応義塾大学などの対応をしました。今回は、そのうちの中央大学のツアーをご紹介いたします。

令和7年2月、中央大学ボランティアセンター主催のスタディツアーは、ご紹介した助成金を活用して3泊4日で開催されました。大熊町や富岡町でのボランティア活動、役場職員や地域住民との懇談も行われ、福島に初めて訪れた21名の学生には学びが多くあったようです。自分たちの思い描いていた福島とは違った側面を感じた学生たちは、首都圏に戻った後も福島のことをもっと広く知ってもらいたいとの思いから、有志で学生団体「spread」(広める)を立ち上げ、福島での学びを継続しています。

スタディツアーから2か月後のゴールデンウィークには、4人の学生が再び浜通り地方を訪問しました。相双地域支援サテライトも事前にオンラインで打ち合わせに参加し、学生の希望に合わせて行程案を作成しました。第2回目となるこのツアーでは、中間貯蔵施設内の視察、大熊町内の新たに出来た施設や住民との交流を組み入れました。

集合写真

ワークショップの様子

語り部からのお話

(学生の感想)

・震災と原発事故から14年が経過しているにも関わらず、当時の爪痕がまざまざと残っている様子、大熊町や双葉町では新たな建物や人々の営みの様子、地域住民の方との対話が強く印象に残った。

・実際の現場の状況を自分の目で確かめることができた。多くの団体を訪問し、復興に対する様々な視点や取り組みを知ることができ、大変有意義だった。

次回、学生団体「spread」のメンバーは、被災地で生活する「人」に焦点を当てたテーマで8月下旬に浜通り地方を再訪する予定です。今後も、相双地域支援サテライトは、被災12市町村への来訪者のご要望に合わせてプログラムを企画していきます。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせをお願いいたします。

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