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2025年10月02日(木)

パネル展示「熊小がある。これまでも、これからも」、CREVAおおくまで10/18まで開催

大熊町の中間貯蔵施設内には、貴重な人命に加え、住民のふるさとと日常生活を唐突に奪った、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所が起こした原子力災害の惨禍を示す遺構が多数あります。そのひとつが熊町小学校です。
町は、これらの中間貯蔵施設内の遺構を対象とした「文化財保存活用地域計画」を策定しつつあります。これは、東日本大震災と原子力災害の遺構を対象としているという点、また、帰還困難区域を対象としている点で、他に類を見ない、画期的な取り組みです。そして、この計画に基づき、今年度から、熊町小等の中間貯蔵施設内の遺構についても、町はその保存活用について検討をはじめます。
そこで、町による保存活用検討に資するべく、これまで中間貯蔵施設内の遺構を、災害伝承活動やふるさとの記憶の継承に活用してきた、(一社)大熊未来塾、おおくまふるさと塾、福島大学地域未来デザインセンターの3団体に熊町小の卒業生有志も加え、熊町小の保存活用について考えるためのパネル展示を企画し、9/19から10/18まで大熊町内の「CREVAおおくま」で開催しています。
福島大学地域未来デザインセンターでは、昨年度から熊町小等で、福大生による東日本大震災と原子力災害の語り継ぎに取り組んでいます。また、今年度は、大熊町の保存活用検討を受け、熊町小の卒業生の遠藤瞭さんを福島大学にお招きし、熊町小のことを知り、考え、何を未来につないでいくのか語り合うワークショップを開催しました。この語り継ぎとワークショップの様子も、CREVAおおくまに展示しております。
是非、このパネル展示に足を運んでいただき、わたしたちと一緒に中間貯蔵施設内の遺構の意義と、その活用について、考えていただければ幸いです。



会期:2025年9月19日(金)~10月18日(土)
時間:8:00~20:00
場所:CREVAおおくま(双葉郡大熊町)
主催:(一社)大熊未来塾、おおくまふるさと塾、福島大学地域未来デザインセンター
後援:大熊町、大熊町教育委員会

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