11月3日(金)に福島大学の学生及び職員を対象にした被災地スタディツアーを実施しました。
福島大学は、浜通り地方と80kmほど離れています。そのため被災地の状況を把握することがすぐには出来ません。
福島にある大学だからこそ学べるフィールドワークを年に数回開催しています。今回は「中間貯蔵施設と大熊町、福島の未来」をテーマとして、35名が参加しました。
午前中は、中間貯蔵施設の視察を行い、想像を上回る土壌貯蔵施設を目の当たりにして「これが中間貯蔵施設か」との驚嘆の声を漏らす参加者もいました。放射線測定体験も行いました。
午後は大熊町出身で大熊町役場OBの志賀秀陽氏に大熊町の案内をしていただきました。
大野駅前の案内では、福島第一原発建設当時、駅東側の商店街がとても賑わっていたとの話を伺いました。将来に向けては、震災と原発事故前に地域に根付いていた「結い」の精神が戻ることを願っているとの事でした。
今後、実施する際は、色々な立場(地権者、環境省等)の講師を選定し多角的に被災地を考察できるように務めてまいります。多くの方々の参加をお待ちしております。
土壌貯蔵施設で説明を受ける
線量を測定
第一原発が見える高台
志賀さんから説明を受ける
最後にトークセッション