飯舘村佐須地区には、同地区の山津見神社に伝わる虎捕伝説を曲にした虎捕太鼓があります。1998年に誕生し女性や子どもを中心に受け継がれてきた太鼓は、原発事故の避難生活によって継続が困難になっています。一昨年区長から太鼓継承の相談を受け、相双地域支援サテライトで協力しました。
本学の協働プロジェクト学修という授業の一環で「飯舘村のサロン活動と伝統文化継承の支援」というプロジェクトを立ち上げ、参加学生と共に太鼓の練習に励みました。9月から「響」という曲の練習を始め、福島市に避難されている太鼓のメンバー2~3名に約3回ご指導いただきました。学生たちの自主練習も含めた成果を佐須地区の皆さんにお見せするため、2月23日の佐須地区サロンにおいて「虎捕太鼓発表会」を開催しました。
住民14名が集まってくださり、学生7名の演奏を喜んでくださいました。住民からは「太鼓を始めた当時の様子を思い出し、あの頃の佐須に戻るといいと思った。」「声を出して、どんどん叩いてほしい。叩いてくれて嬉しかった。」といった言葉が聞かれました。和太鼓初挑戦の学生たちからは「太鼓を叩くのが楽しみになり、今日の演奏も楽しくできた。」「アドバイスをもらえたため、もっとよくしていきたい。」「来年度も太鼓を叩きたい。」といった感想が聞かれました。
このプロジェクトは来年度新たに参加学生を募り、新しいメンバーも加えて動き出します。相双地域支援サテライトも継続して関わっていきます。