2025年05月01日(木)
4月4日~6日、浪江町さくら祭りで鮭アートのぼりを展示しました。
相双地域支援サテライトでは、昨年度、福島大学「芸術による地域創造研究所」所長の渡邊晃一教授による「鮭アートのぼりプロジェクト」に協力しました。この取り組みは、東日本大震災発災後、避難所に身を寄せた人たちに共同で鯉のぼりを制作してもらったことから始まり、形を変えながら現在まで続いています。昨年度はサケが遡上することでなじみ深い福島県浜通りにちなんで、古里に戻るサケをモチーフに古里への思いを込めた作品をワークショップで制作してきました。
4月4日~6日に浪江町の請戸川リバーラインで行われたさくら祭りでは、浪江町民から鮭のぼりの展示希望がありました。4日のさくら祭りには、鮭アートのぼりプロジェクトに関わった芸術・表現コースの学生3名も参加し、展示や片付けを行いました。浪江にちなんで、避難者も含めた浪江の方のみの作品を3日間にわたって展示させていただき、来場された方の中には震災後14年ぶりに浪江町内に足を運んだ方もおられ、感慨深そうに鮭のぼりをご覧になっていました。
集まった作品は、5月中旬まで双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で展示する予定です。
さくら祭りでの鮭のぼり展示
さくら祭りに参加する学生たち
復興公営住宅での鮭のぼりアートワークショップの様子
東日本大震災・原子力災害伝承館での展示の様子